Fly.io を使ってみた!アプリを簡単に人に見せたい場合に便利

最近、仕事で作っている Web アプリの試作版を、関係者に触ってもらう機会が増えてきました。

画面だけのアプリなら Vercel に置けば済むのですが、データを持つアプリになると話が変わってきます。

無料で置ける所を探してみると、しばらく開かないと寝てしまう・再起動でデータが消える・自分の Mac を開けっぱなしにしておく必要がある、とどれも人に触ってもらうには微妙なものばかり。

そこで重い腰をあげて使い始めたのが Fly.io です。

2026年9月末から試作アプリを2つ置いて使っているので、使ってみて分かったことを共有します!

ツイッターやってます。お問い合わせはこちらから。

目次

Fly.io とは

Fly.io は、自分で作ったアプリを Docker のコンテナとしてサーバーに置けるサービスです(いわゆる PaaS)。

東京(nrt)にもサーバーがあるので、日本の人に見てもらうアプリでも表示が遅くなりにくいのが嬉しいところ。

主な特徴は以下のとおり。

  • Dockerfile があれば、だいたい何でも動く
  • 東京リージョンがある
  • データを残しておける置き場(Volume)を付けられる
  • 誰も開いていない間はサーバーを止めておける

Vercel のように画面の配信が中心のサービスとは違って、サーバーもデータもまとめて1台に載せられるのが大きな違いですね。

料金について

先に気になるお金の話から。

Fly.io には、昔あった無料枠がもうありません。新しく登録するとお試し期間はありますが、サーバーを動かした時間で2時間か7日間のどちらか早い方で終わってしまいます。

その後はクレジットカード払いの従量課金です。いちばん小さいサーバー(shared-cpu-1x)を1か月動かしっぱなしにしたときの公式の料金は以下のとおり。

メモリ月額の目安
256MB2.19ドル
512MB3.69ドル
1GB6.70ドル
データ置き場(Volume)1GB あたり 0.15ドル

※2026年10月時点の公式の料金表より。表はアメリカの料金で、東京は少し高くなります。

私の場合、使い始めた9月30日から10月6日までの1週間で、実際にかかったのは1.66ドル(1日あたり0.23ドル)でした。

内訳はほとんどがサーバーのメモリと CPU の分で、データ置き場は0.02ドルだけ。2つ目のアプリは置いたばかりなので、ほぼ1つ目(メモリ 1GB)の分です。

このペースだと、1か月で7ドルくらいになる計算です。

月1,000円ちょっとで「いつ開いても動いてる試作版」が置けるなら安いかなと。

実際に置いてみた

1つ目:データを持つ試作アプリ

1つ目は、データベースを持つ業務アプリの試作版です(中身はすべて架空のデータ)。

Dockerfile と設定ファイル(fly.toml)は Claude Code に書いてもらったので、私がやったのはアカウントとカードの登録くらい。あとは fly deploy を叩けば東京にアプリが立ち上がります。

ただ、最初はメモリ 512MB のサーバーで立ち上げたところ、初回のダミーデータ作りでメモリが足りなくなって止まってしまいました。

1GB に上げたら無事に動いたので、起動時に重い処理があるアプリはメモリに余裕を持たせた方が良さそうです。

2つ目:Vercel からの引っ越し

2つ目は、もともと Vercel に置いていたアプリです。

引っ越した理由は、、Claude Code に提案されたから、としか言いようがないです。1つ目ですでに Fly.io を使っていたので、同じ所にまとめた形ですね。

こちらは計算をすべてブラウザの中でやるアプリなので、サーバーは画面のファイルを返すだけの小さなもの。

誰も開いていない間は止まる設定にしていて、止まっているときに開くと最初の表示に数秒かかります。そのかわり、止まっている間はほとんどお金がかからないわけです。

合言葉を付けて関係者だけに見せる

試作版を置くときに気にしたのが、URL さえ知っていれば誰でも開けてしまうことです。

なので、どちらのアプリにも入口に合言葉の画面を付けました。合言葉を入れないと、画面もデータも返ってきません。

2つ目のアプリは一度入れば30日間は聞かれない作りなので、触ってもらう側の手間もそこまでかかりません。

架空のデータとはいえ、外に出す以上はこのくらいはしておきたいところです。

使ってみて気になった点

まず、無料では始められないこと。お試し期間が終わるとカードの登録が必須なので、「とりあえず無料で」というノリでは使えません。

次に、操作の基本がコマンド(flyctl)なこと。管理画面もありますが、アプリを作る・載せる・消すはほぼコマンドで行います。

あとは上に書いたとおり、メモリが足りないとあっさり止まることと、止める設定にすると最初の表示が遅くなることくらいです。

どれも試作版を置くぶんには困らないかな。

まとめ | 試作版の置き場所にちょうどいい

ということで、最近使い始めた Fly.io の紹介でした。

無料ではないものの、月数ドルで「いつ開いても動いている試作版」を東京に置けるのはかなり便利です。

特にデータを持つアプリを人に触ってもらいたいなら、無料のサービスを渡り歩くより素直にお金を払った方が早いのでは?と思っています。

本番の置き場所としてはまだ使っていないので、そちらはまた機会があれば書こうと思います!

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